薬剤師やってます。

勤務・薬局経営を経験した薬剤師が業界の話題からつぶやきます。子供を亡くしたため、精神世界のハナシもあるかも。

城を老人ホームに ってどうですか?

レビー小体型認知症アルツハイマー認知症と寿命の比較のような記事が掲載されていました。2月18日ケアネット

DLB・・4.11年

AD・・・5.66年

ざっと4~5年の生存率というこの結果は、訪問しているお年寄りの施設の入居者の平均的な在籍年数と合っているように感じます。

しかし、施設入所のきっかけは、骨折による移動困難と想像できる事から、施設の在籍年数は、実は認知症とは関係ないのではとも思えます。

入所してからの転倒骨折が多いことも問題ですが、これは食事費が下げられた事が原因と考えられているようです。要するに、栄養不足で骨折しやすくなっているのですね。

 

現在の80~90歳代と現在の60~70歳代が20年経った将来とを比べると、骨折は減り、別の疾患が増えているような気がします。というのは、栄養状態がよくなっているからです。

骨折しなければ、移動ができる⇒在宅生活の継続が可能となる⇒施設に入る人は別の理由で⇒経済的困難+認知症の人が入所する確率が高くなる。

 

と、こんなふうに思うわけです。

それなら、施設の構造は、わざと階段を作り、複雑な構造にして昔の家屋のように生活感を出す方が良い、と変わるかもしれません。

日本の象徴、美しいお城の構造を見て下さい!

それに比べ、

バリアフリー ってちょっといただけないと思いませんか??

 

 

 

 

「道」が好きなんです。

昔話

昔、保健婦は公務員として警察の下で結核予防などの仕事をする者だった。

これに対し、助産婦は個人経営者。

看護婦は開業医が徒弟制の中で育てた診療の補助員だった。

もっと昔

「医師」はクスシ(薬師)といい、薬を処方する人だった。

現在

保健婦+看護婦+助産婦→ざくっと看護師たち 違いはあまり知られていない。

クスシは強引に医師と薬剤師という免許に分けられた。

 

話は変わって・・・

免許が口頭で受け継がれる「道」が日本の文化。

日本教香道、経典のように書いた本がない。

本がないので、目に見えないけれど、受け継がれていくものがある。

 

免許制度によって得をするのは、政治家。

新しい免許制ができるたびに利権を得られる。税金を取るための制度だから。

現実の仕事とうまくマッチしないのは、そのせいだ。

うまく言えないけれど、薬剤師の制度はしっくりこない。

このごろ、薬剤師として思うこと。

 

 

 

 

 

遺体の値段

www.tokyo-np.co.jp

草加市の事件。

ご遺族から警察官が死体検案書の文書料金をだまし取った、という信じられないニュースです。

*病気などで死亡したとわかっている場合に主治医などが書く・・死亡診断書

*異常死で死亡した場合に医師が書く・・死体検案書

どちらも同じ様式で書類名は、「死亡診断書(死体検案書)」といいます。

(最近、blueがお世話していたお年寄りで、訪問診療医が定期的に訪問していた方が亡くなりましたが、亡くなり方が突然であり、家族が救急車を呼んだので、きっと「死体検案書」になるのでしょうね。)

さて、

草加市というところは、埼玉県としては端の方にあり、「詐欺事件の被害額は埼玉県トップで、麻薬も手に入りやすい地区(ちょっとびっくり!)」なのだそうです。

警察側からすれば、遺体が出た時、医師が、事件性がないと判断し病死として書類を書いてくれた方が便利であり、そのような医師がいるとすれば貴重です。”そのような医師”が警察の身内にいて、癒着している可能性はありますね。

癒着が恒常的に行われていて、金銭のやり取りも恒常的にされていたので、上記のような事件が起こるのでしょう。

 

ちなみに

blueの息子は「異常死」でしたので、警察官がやってきて、遺体は北里大学の解剖室に送られ、解剖されました。

遺体検案書は、5万円、大学に直接支払ったと記憶しています。まあ、良心的な金額です。

 

一方、今は高齢社会で続々と高齢者が死亡する世の中。

病死、老衰、とわかっているケースは訪問看護師が死亡診断書を書いてもいいのでは、というのが最近の業界の考えです。

既に、研修は始まっていますので、今年中には、看護師がお看取りするように法的にも整備されるでしょう。看護師の場合は、1/3くらいの値段になるのでしょうか?

 

 



記憶を取り戻す薬?

メリスロン」=「ベタヒスチンメシル酸塩」という薬が認知症に効く?

忘れた記憶を復活させる実験に日本の研究グループが成功した、との報道がされたそうです。

www.fnn.jp

しかし

これは、「パイロットスタディー」といって、予備実験の段階とのこと。

普通の量の3~5倍の量の薬を服用し、しかも、少数人数に行った実験だそうです。

それで納得。

メリスロン錠」の服用を継続している患者さんで、認知症の方はたくさんいますので、普通に考えたらやはり、メリスロン錠は「メニエル症候群」の薬であって、記憶を取り戻す効果はないと思いますよ。鼻の頭にちょいと油、が必要なんだと。・・・

 

薬の力と国民の保険の力を借りてお酒を減らすのも、時には必要。

減酒薬 発売。

お酒を飲みたくなくなる薬、「ナルメフェン」。

今までのこの種の薬剤にあまり良いイメージはないが、「アル中」なのか「アルツハイマー病」なのか、いや両方だ、という高齢者も多い現状では、有用な薬かもしれない。

大塚製薬は開発者のルンドベック社に50百万ユーロ(65億円)を支払ったという。

www.otsuka.co.jp

カジノが合法化されたのにともない、こんな薬もどんどん許可されていくのだろう。

 

「デイサービス」が医師の切り札

ケアネット掲載記事・2018年12月26日 岡村毅氏 認知機能の低下について・・・・・・・・

英国で11歳(1936年)のときから2013年まで継続的に知能テストをし続けた結果、

第1は、時の流れには逆らえないということ。加齢により、どんな活動をしようが、教育歴を調整しようが(認知予備能の文脈)、認知機能は低下していく。

第2は、かすかに低下を緩やかにしたものは問題解決型の活動であって、知的活動ではないとのこと。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「問題解決型の活動」「知的活動」

この違いについて詳細は記事に書かれてはいないのですが、

例えば、美術館に通う、は知的活動ではあるが、問題解決型ではない、と著者は示唆しています。blueにも思い当たる節があります。美術館通いをして、心に高揚感を覚えることは滅多にないし、第一、他人の創造物を見ても、そこに「自分」はいないのだから、何も複雑な思考は必要ないのですよね。知的好奇心を満足させることはあるのかもしれませんが。

それより、デイサービスに通い、嫌いな人や苦手な人とつきあわなければならないという複雑な思考の方が、脳の機能を活性化する、逆に言えば、認知症が進行した人には、それらのことは「めんどくさくてしたくない」というわけです。

・・・「閉じこもり→昼もコタツで寝てる→夜眠れない→せん妄や易怒性」という負のサイクル・・・・

正に、よく相談があるおばあちゃんの事例。泣きながら、「泥棒呼ばわりされた、こんなに尽くしているのに」と介護者は訴えているのですが、当のおばあちゃんは、デイサービスをバカにして、あの人は品が悪い、あの人は不潔、などと苦手な人を避けて通ろうとするタイプです。高齢者は、本当に簡単にせん妄や精神不安症的な症状が現れるのです。

大脳の統率的機能が衰えているのでしょうね。

 

なぜ、医師は、老人にデイサービスを勧めるのか、よーくわかった気がします。

しかし、デイサービスに行くのをいやがる(行けなくなった)老人はどう扱えば良いのかを、教えてくれる医師にまだ会ったことがありません。

 

小農・・てこれからの日本に必要なの?

世界の流れは小農へ

見直される小農

・・・「小農」って知らなかった。

 

農村は、単なる食糧生産の場ではない。あぜ道の保全や神社の清掃など日頃の共同作業が、結果として中山間地や里山管理、ひいては国土管理につながる。また、地域文化の伝承機能もある。企業などがけん引する「産業農業」ばかりでは、採算が合わずに引き上げてしまった場合に村の機能が奪われてしまいかねないと小農学会は懸念するe's Inc より

 

12月、米国で開かれている国連総会で日本時間の18日未明、「小農と農村で働く人びとの権利に関する国連宣言(小農の権利宣言)」が賛成(121)多数で可決された。国連加盟国全体に、家族経営などの農家(小農)の十分な生活水準を保つことや協同組合の権利などの保護促進を促す。同宣言の総会決議に向けて加盟国から採決を取った11月の国連第3委員会に引き続き、日本は投票を棄権した。日本農業新聞より

 

「食」の現状は本当にひどいと思う。ここ、横浜では、野菜などスーパーで買うほかに選択肢がない。だからなのだろう、野菜は見せかけばかりで、味はどれも同じ。そして、すぐ腐る。若い子達は、ファーストフードをおいしいと言って食べているが、味オンチになっているとしか思えない。

「食品」という商品は、競争原理にまかせておいて良いわけはない。