薬剤師やってます。

勤務・薬局経営を経験した薬剤師が業界の話題からつぶやきます。子供を亡くしたため、精神世界のハナシもあるかも。

真面目って悪いことなの?

1・利口で真面目

2・利口で不真面目

3・馬鹿で真面目

4・馬鹿で不真面目

 

バーナード・モンゴメリーは部下を4つのタイプに分類した。

将官にふさわしいのは 2

融通がきかないからダメなのは1

メシばかり食べて使い物にならないので殺してしまえ 3

使い道があるかもしれないから生かしておけ 4

 

真面目がとりえ のタイプが多い薬剤師は、軍隊では殺されてしまう運命なのでしょうかね。というより、真面目がとりえだから薬剤師になったのでした。

真面目人間は、企業のトップにはむかないということ、すごく納得できるので、ある意味、モンゴメリに賛成。

回収不能が当たり前の日本

年金入力ミス、委託業者解散 賠償回収不透明に

データ入力ミスで年金の過少支給が生じた問題で、日本年金機構が業務を委託した情報処理会社、SAY企画(東京・豊島)が解散し、債務整理の手続きに入ったことが7日、分かった。機構が求めた損害賠償が回収できるか不透明になった。日経

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ところで、

医者にかかったり薬をもらったりした時の「医療費や介護費」は、国の出先機関である事務所に医療機関や薬局、介護施設から毎月請求しています。

請求した金額がこの国の事務所から医療機関にそれぞれ支払われる、というのが普通の人の考え。

ところが、1割は行方不明になってしまう、というのが実際。

1人の患者の費用について、単純に10000円請求して10000円が支払われれば、普通です(別に病院が得しているわけじゃない)。

ところが、患者が負担する1~3割をまず、差っ引く(ここまでは当然)。

次に、福祉制度は??%、地方自治体の・・制度???%など、制度によって別々に支払いされる。制度が複雑すぎて、途中でよくわからなくなり、確認も時間がかかります。

年金の支払いと同じで、手品がうまいんですよ。

かくして、病院・薬局・施設で最終的にチェックすると、1割は損しているのです。

これだから、医療機関側では、最初から少し多めに請求しておこう、という事になりますよね!

 

損害賠償にかかった費用の穴埋めは税金で。ということは、結局、国民が払うんですから。

 

 

 

1日10000歩は誰のため?

運動プログラムが認知症患者の日常生活動作を改善する可能性、および認知機能、神経精神症状、抑うつに対する運動の効果に関するエビデンスは認められなかった。Cochrane Database Systematic Reviewsオンライン版2015年4月15日号の掲載報告。抜粋

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この頃、認知症の薬の開発が中止となったり、世の中、迷走している。

「リハビリは必要」と介護サービスに取り入れるよう強く指導されたのは数年前。

今はどうなんだろう。訪問リハビリの単位数(事業者の収入)は下げられ、どう見ても軽んじられている。

フレイル回避に運動が効果的、というのも、「あれはウソだ」という先生もいる。

そして、上の報道・・・

結局、年とったら認知症になる人はなる。ならない人はならない。

予防できないし、治療方法もない、という事?

 

当薬局で一番といっていいほど良く処方されるのは、認知症の薬「ドネペジル」。

でも正直言って、効いているのかいないのか不明。

認知症が治った(進行が抑えられた)患者さんは、でも、皆無じゃない。

 

認知症、今のところ、家族にとっては受け入れるほかないのです。

ところで、本人は全然ハッピー! 

 都合の悪いことは忘れてしまうから。

 

 

 

怖いもの見たさ

『The Sovereign Individual(独立個人)』(未邦訳)

10年前に出版された本だが、

副題は「福祉国家が崩壊したとき、どうやって生き残り、富を築くか」。あまり知られていない本だが、リバタリアンマニフェストなのだという。
「クーリエジャパン」より

信じていたニュースがフェイクニュースだったり、そもそもアカウントがなりすましだとしたら、テレビでもてはやされているユーチューバー達は幻のカウントで儲けているという事だ。

当書籍では、このような時代の行く末は世界の終わりだと言っているらしい。

そこで、超富裕層はニュージーランドへ移住し、「独立個人」として振る舞うのだとか。

・・ちょっと気になる本、日本語訳を誰かしてほしい  なまけものより・・・

 

自分が服用する薬を知れ!

薬剤が6種類を超えるとハイリスク 

ポリファーマシー(多くの薬剤が処方されている)が良く問題とされる。

5種類で転倒のリスクが増す。

6種類でサルコペニア(筋力の低下、身体機能の低下)になりやすい。

  秋下 雅弘氏(東京大学大学院医学系研究科 加齢医学 教授)

高齢者には、薬をたくさんもらって喜んでいる人が多い。戦争中の物がない時代を経験しているせいか、ため込む気質が強い。

薬を飲むと元気になった気がする、とか、

介護者が薬を飲ませると、世話したという満足感が得られる、なんていうのもある。

薬は少ないに越したことはないというのは、本当の事だから、

5種類以上の薬が処方されている人は、診てもらう医者を再検討したほうがいい、という事かな。

これからの時代は、薬をカットできるお医者さんが良いお医者さん、という結論のようです。

 

 

 

 

75歳以上に高額ながん治療をする意味があるのか?

米国でのがん患者1人当たりの薬剤費が、1995年の5万4,100ドルから2013年には20万7,000ドルと約4倍に増加しているという。一方で同報告書では、がんによる死亡率がこの間に25%減少し、3人中2人は5年生存が可能になったというデータも報告されていることを紹介した。津端 由佳里氏(島根大学医学部 内科学講座)・・・・・・・・

 

一人ひとりの患者には個々に適切評価。マクロ的には、医者といっても経済も考えなきゃね! と言っている。

 

「医療は金なり」金さえあれば、健康が買える。「老後も金なり」という諺?もあるし。で、その金とはどのくらい?というと、数百万~数千万円/1カ月。

だから庶民のために「標準療法」というのがあるのかな。マニュアル(ガイドライン)通りに薬の選択、治療法の選択をし、裁判を回避するのだ。うん、経済的だし、納得もできる。

つくづく、これが資本主義なんだなあ。

薬剤師の研修内容も変わってくる

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上の写真は血糖測定機器 リブレ。パッチを貼りっぱなしで、痛みなし。血糖値を見える化した保険適応の測定器。

下の写真は、歯に貼るだけで食べた物のグルコースやアルコールの情報がPCなどに飛んでくるウエアラブルデバイス

治療自体の進歩は限界と言われているけど、

検査や測定方法が進化して、病気になる前に予防ができるようになれば、

薬なんていらない、という時代がやってくる!

薬は保険が効かないよ、となれば、薬剤師は昔の薬屋にもどり、

地域のお年寄りの相談にのったり、

子供たちに化学の話をしたり、

漢方薬を売ったり、・・・

その方がいいなあ。もともと、そんな薬剤師になりたかったのだから。