blueの薬局で酵素化粧品を扱っていた時の話。
クレンジングを交換してほしい、というクレームがお客様からありました。自宅を訪問し、商品を見せてもらうと、なんと!クリームがひからびてヒビ割れしていました。明らかに、在庫管理が問題の不良品です。
早速、新品と交換し、メーカーにも連絡し、おわびに行きました。このお客様は非難は全くせず、快くおわびを受け入れてくれましたが、自分としては、在庫管理を徹底する重要さを思い知った事件でした。
この時のお客様の家は20年たった今でも、覚えています。
介護保険サービス事業を始めてから、クレームではないが、キャンセルされる、というケースがあります。
お客様の方に不具合があったり、性格が合わない、などの理由でキャンセルとなり、当方で被害を被ってしまうケースです。
確かに、利用者には選択する権利があるのが現在の制度です。診療についても、保険料は強制的にとられているから、と病院等に自由にかかり、しかもわがままの言い放題。医療資源は有限だという事に気づいていない人が多いのです。
医療は、でき高払い制、介護は1割支払いのみで使いなさいといわんばかりの認定限度額制度ですが、抑止力も必要だと思うのですが、いかがでしょう?
その証拠に、小児科医、産婦人科医が不足してますよね。
訪問看護もキャンセルがとても多いのが現状です。
そのうち、看護師など誰もやらなくなり、結果として、制度は崩壊に向かうでしょう。
キャンセルは、ホテルのキャンセルとは違い、制度を壊す行為です。と言っても有効な対策がないのが現状。崩壊するしかないのでしょうか、ね。
ちなみに、blueがめざしていた、「町の科学者」なる薬剤師はどこにも見当たらなくなりました。いえ、存在しても、評価されないのかも。