「科学は一つの問題を解決するのに、いつも十の問題を新たに作りだす」と喝破したのは、英国の劇作家バーナード・ショーだった。生殖医療は最たるものの一つだろう。モラルや規則の追いつかぬまま振り回されるなかれ。生まれる子も含めて、主役は人間である。朝日新聞 2014年8月8日(金)
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STAP細胞の論文発表 そして取り下げ
笹井芳樹副センター長の自殺
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ダウン症児を出産してしまったタイ人代理母、引き取らなかったオーストラリア人夫婦 一連の記事をみて
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blueは臓器移植反対派 です。でも再生医療については、そうともいえない。。
しかし、そんなにうまいハナシがあるものだろうか、という気もする。
いったい、どこまでからだを補修して良いことになるのだろう?角膜の次は心臓?肝臓?神経組織、そして脳?脳を補修してできあがった生物、それは自分なのだろうか?
動物は子を作ることで遺伝子を残すことに成功した。だから、個体が長生きする必要はないのだ、というのが生物学。その「オキテ」を脳が邪魔しているのだ。
代理出産については、blueが子を亡くした時に検討はしてみた。
あかちゃんの養子や里子も検討したが、その子が障害や病気になった時のことを考えると自身が持てなかった。
自分で生み育てた子であるからこそ、色々な障害にも打ち勝てるのだと思う。
代理出産を考える人々は、そのへんをしっかり覚悟しているのだろうか?
ビジネスマン達に乗せられているのではないか?
再生医療だってそうだ。
諸外国に後れをとるまいと、薬事法まで改正してビジネスで打って出よう、と前頭部の突き出たゲルマン系の人達は考えている。
いったい何歳まで生きるのが妥当なのか、そろそろ決めてほしい。