読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

薬剤師やってます。

勤務・薬局経営を経験した薬剤師が業界の話題からつぶやきます。子供を亡くしたため、精神世界のハナシもあるかも。

たかが胃腸薬、されど胃腸薬

H2ブロッカー (胃酸の分泌を抑える薬)がまだOTCとして売られていない頃

店頭に青い顔をしたお客様がやってきて、

「私はガスターを飲めば治るンです。何とか、売ってもらえませんか?」

「では、後でお医者さんに必ず行って下さいね。」

と医療用ガスター錠を小分けしてあげたっけ。

 

一時は時代を謳歌した(?)H2ブロッカー。今では認知症になるリスクがある薬剤として、「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン」では、ストップした方が良い薬剤、とされている。

ヒスタミンをブロックするわけだから、脳内のヒスタミンもブロックされ、せん妄が起こりやすいのだそうだ。

その後、PPI(胃酸の分泌をもっと強力に抑える薬)もストップした方が良い、とされた。

どうも、昔ながらの「アルサルミン」 とかの方が無難だという意見も。。

 

そうは言っても、H2ブロッカーであるファモチジン錠(=ガスター)は、「最も良く処方される薬」であり、胃潰瘍、胃粘膜びらん、などに分2朝・夕食後でも、朝・就寝前でも適応が取れている。

blueにとって不思議なのは、同じH2ブロッカーの中で、どうしてラニチジン(ザンタック)など一部だけの薬剤の服用点が「朝と就寝前服用」 としか適応が取れていないのだろうか?という事。

メーカーの方針という事なんだろうか?

そういえば、このごろさっぱり「ザンタック錠」の処方におめにかからないなあ。

返戻されるから?高齢者にとっては、就寝前にのむのは都合が悪いのかもしれない。

 

もっとも、既に認知症になってしまった高齢者が、いつの時点で薬をのもうと、

さして影響はなさそうだが。