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薬剤師やってます。

勤務・薬局経営を経験した薬剤師が業界の話題からつぶやきます。子供を亡くしたため、精神世界のハナシもあるかも。

予後の告知

本当に必要なものは何なのか。がん患者のハナシです。

 

茶道の師匠のお見舞いに行って来て考えてしまいました。

師匠はがんでしたが、医師からはがんが治るような説明しか受けておらず、

ずっと治ることを信じていました。しかし、家で過ごすうち様子が悪くなり、

それでも養生していれば良くなると信じていました。

 

何かおかしい、とケアマネに電話したのは近所に住む弟子でした。

ケアマネから近所の開業医に情報が伝わり、

その医師の尽力により家族は始めて事の重大さを理解し、

緊急入院となったのでした。

入院した時にはもう、食事は一切受け付けず、会話もできない状態でした。

もし、近所の弟子がいなかったら、

もし、開業医が往診しなかったら、

家族が気づかないうち、師匠は死んでしまっていたかもしれません。

 

病院の医師はがんの切除術をし、抗がん剤治療はしたけれど、

肝心な予後の告知をおこたりました。

再発乳がんの5年生存率は約40%

この数字が意味するところを知る権利が、

師匠にはあったと思うのです。